英数学院だより（特別号 2024.2）

神奈川県高校入試時間割

検査について注意 8:50 ～ 9:10　外国語（英語）9:20 ～ 10:10　国語10:30 ～ 11:20 　数学11:40 ～ 12:30　昼食　理科13:20 ～ 14:10　社会14:30 ～ 15:20

ブドウ糖の働き

ブドウ糖は脳をはじめ、赤血球や腎臓の髄質、一部の筋肉を正常に動かすために使われており、１日に必要な量はおよそ150gといわれています。ブドウ糖の最も大切な役割は、脳を正常に働かせることです。脳はどの臓器よりも多くのエネルギーを消費しており、１日に消費するエネルギーの約18％を占めています。
神奈川県の入試は、５教科を１日に行うという過酷さです。しかも、文字数が多く文系教科でも計算が必要など受験生の脳を酷使します。午前・午後の最終科目である数学・社会でいかにフレッシュな脳の状態で臨めるかが鍵となります。

皆さんもご存じのお菓子ラムネは、脳がエネルギーとしているブドウ糖がたくさん含まれています。中には90％がブドウ糖のラムネもあります。吸収が早く、手軽にブドウ糖を補えるので、脳に栄養がいきわたり長時間勉強を続けることができます。

ちなみにブドウ糖はご飯にも含まれています。摂(と)りすぎると太ります。気をつけましょう。

当日緊張しないために

適度な緊張は必要です。ただし、しすぎると普段の力を発揮しづらいものです。これまで外部会場で模試を何度も受けていただいたので、多少は慣れていると思います。周りの生徒が頭が良く見える現象が多々起こりますが、高校入試に関しては同じ内申、同じ学力の人が同じ会場で受けます。
本番に弱い人の多くは、本番を特別扱いしすぎている嫌いがあります。普段を本番のつもりでいつも行えれば、当日はただ会場が変わるだけです。上記のように、試験時間は決まっています。時間を計って取り組んでいますか？　気分や勢いだけでやっていたら、本番の雰囲気に飲まれます。普段の自己管理ができているかをもう一度見直しましょう。

とはいっても、「普段の半分しか力を出せなかった」などは毎年聞かれます。５０％しか力が出せないあなたは、分母を大きくするしかありません。１００分の５０（1／２）だったら、１５０分の７５（同じく1／２）にすれば、２５点多く取れます。周りは同じ内申、学力の人と書きましたが、学習量だけは差があります。周りと比較している時点で、勉強量に自信がない証拠です。今から寝ている時間以外、全部勉強に費やせば、中学３年間の内容なんて終わります。「もう遅いと思ったときが、物事を始める最良のタイミング」（ハーバード大学図書館の落書き）です。状況を笑えるくらい楽しんで取り組みましょう。人生を振り返ったとき、「高校受験のときのオレ、めちゃくちゃ頑張ったよ」って自慢できますか。

スマホは入試まで止めましょう。勉強した内容が全部飛んでしまいますから。

健闘を祈ります。