英数学院だより(2024.6月号)

高校受験の意味がわからない、というような子にいかに意識を向けさせるか?(質問に回答します Part7より)

意味というのは、システムのことか、義務教育ではない“学校”のことかそこに向かう意味かは判然としませんが、そう話す本人に確認しても自分の言っている意味が漠然としていて分からないのかもしれません。周りがそういう空気になれば自然と意識が向くと思いますが、早く危機感を持ってほしいということだと思います。

劇薬は、すでに受験に向けて取り組む子たちの環境に強制的に入れることですが、反発する危険もあります。
ものすごく遠回りですが、電車賃と食事代を渡して、行きたい場所に1人で行かせることです。行き方も全部自分で調べさせましょう。川崎からは出るように伝えましょう。帰宅時間を決めて、それまでは戻らないようなルールにしましょう。
自分で選択させる機会を増やす。ご飯を1人で外食させる、好きな本を買わせる、お金だけ出して口は出さない。気づけば、自分の進路も一人で選択していると思います。

 

子どものやる気スイッチの入れ方を知りたい。勉強でもスポーツでも遊びでも。(質問に回答します Part6より)

「自分のためではなく、誰かのために」
塾に通う子たちも必ずしも全員やる気に満ちている訳ではありません。なかなかスイッチが入らない子には、こう話すケースが多々あります。“誰か”にはご両親や大切な人であったり、苦しんでいる人や困っている人だったり、その子に応じて話します。
経験から、「自分のため」はあまり長続きしません。人のために真剣に行動したとき自分のためになっていた、が良いかなと思います。

 

5年生の割合はやらないと本当にダメなのか。5年生の内容がどれだけ大事か教えてほしい。(質問に回答します Part5より)

神奈川県の入試を受けるなら、割合ができないと大幅に失点します(グラフの読み取りなど)。中学の途中から入塾した受験生には必死に割合を教えます。
5年生で勉強が一気に難しくなります。算数=5年生といっても過言ではありません。しかも、単元のボリュームが半端ないです。私は5年生にだけは戻りたくないです(笑)。
割合や速さ、通分約分などの分数・小数計算は、無理して5年生で理解させようとせず、じっくり理解を深めてほしいです。算数の話ばかりしていますが、国語も疎かにできません。
(※英数学院ホームページより引用)

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