2025年度も第一志望校に100%! 私が考えていること
今年の当学院の受験生は1/3は私立志望でした(特別進学コース入りのために受験した生徒を含む)。残りの2/3の生徒に関しては公立受験でした。特進に入った子も含め、全員が合格しました。この4年間一人も不合格が出ないという特異な状況で、少しびっくりしています。下級生にプレッシャーにならないかと心配すらしています。
子どもたちは皆、自身の殻を破って成長してくれました。それが一番嬉しかったです。「受験」は人生の中でそう何度もありません。せっかくの機会なので、成長のチャンスにしてもらいたいです。その時、この数年でそれを妨げるのがスマホとゲームです。私が中学生のときはゲームはありましたが、スマホはない時代だったので、正直先輩面して対処法を伝授はできません(今自分がスマホを所持している受験生だったら、誘惑に勝てるだろうかと心配にすらなります)。
スマホについては、授業でも使用することがあるので否定はしません。良い使い方はありますが、何人かの生徒にとっては、中毒性があるものです。私は「使うのは良い。ただし、使う時間を決めなさい。それ以外の時間は使わないと決めよう」とスケジューリングの際に真っ先に“スマホを使用する時間”を設定させます(ゲームも同様)。当然ストレスは溜まりますから、息抜きは必要です。ただし、自分で決めたことなので、設定した時間以上使用することは当然良心の呵責が生まれると思います。私はスマホで失われた時間より、“良心の呵責”によって「その分挽回しなければ」という気持ちを大切にさせたいと思っています。予定通りにいけば良いですが、当然不測の事態は生まれます。次の機会に挽回しようとする気持ちを見守りたいと考えます。
2025年度から、英数学院では学習計画手帳「フォーサイト」を導入します。これまでも紙でスケジュールを記載してもらいチェックしていましたが、継続性を考えて「手帳」という形で手にして貰おうと考えました。PDCAサイクルを学習に活用するものです。
受験が終わり、合格もしたけど、“何も変わっていない”というのが一番嫌いです。私は「自分で計画を立て、実行できる人」になってもらいたいと考えます。その場で考えて行動するより、目標から逆算し計画を立ててそれを実行する人のほうが必ず成功します。文字にすることによって、より実現性が増します。それを中学生に実感して貰いたいと考え、今年度より試みます。
私も一緒にこの手帳を使いたいと思います。書き出せば、決意も固まる。行動もしやすくなる。自分に負けない心も生まれる。
新しい試みですが、成果が出るよう、まずはしっかりこちらで管理をしながら軌道に乗せたいと考えています。