質問に回答します Part 2
第2回は、櫻井美沙妃さん(高校2年生)からの質問に回答します。
① 英語・国語の文章読解(長文)を解くコツは何ですか。
普段から文章に触れているかいないかで大きく差が出ると思います。
国語だと、読書習慣のある人は概して読解問題が得意ですよね。それは読みながら登場人物の気持ちや筆者の意見について考える癖がついているからだと思います。また、読み慣れていくと、読書スピードの強弱もつけられるようになります(例えばテストなどでは、一定ではなくてもいいと思います)。
よく説明文が苦手だという相談を受けます。入り口としてとして自分の興味に引き寄せてみてはいかがでしょう。演劇が好きなら、実際に観た作品の演劇評を読んだり、サッカー好きなら「サッカーダイジェスト」や「ナンバー」でもいいでしょう。これらの多くも論説文の類いです。いつの間にか漢字も読めるようになり、語彙も増えているでしょう(わからない言葉はその都度調べるとなお良いです。私は今でもググっています)。
読解は、テスト前だけ頑張っても厳しいと思います。その場合、表面的な部分にとらわれないで深く読み込みましょうとしかアドバイスできません。
英語の長文読解は、ボキャブラリー(単語)をコツコツ増やしていくことが遠回りに見えて一番近道だと思います。意味を知らないと何が書いてあるか分かりませんからね。
先に問いを見てから本文を読んだり、テクニックはいろいろありますが、まずは「面倒くさい」という入り口の壁を取っ払うだけでだいぶ違うと思います(うわっとなる人は、大体受け身になります)。配点も高いので、読めれば基本的に点取り問題だと認識しています。取り組まないのは勿体ないです。
英語は代名詞が多いので、「itやtheyは何を指しているか」「weは自分と誰のことか」などを気にして読みなさいとは、最近生徒に伝えています。
いずれにせよ、文章をよく読まない習性は、大人になると勘違いしたり騙されたりと痛い目に遭います。今は訓練と思って、しっかり向き合ってほしいです。ちなみにこの文章は、最後までよく読んだ人が得するように、学びとなるように、そんな想いでいつも書いています。
② 家での勉強は一日どのくらいやるのが効果的ですか。
目標や目安で時間を区切るのは良いと思います。ただ、集中した90分とスマホを気にしながらの90分は違う「時間」なので、取り組んだ時間に満足せずに何ができるようになったかに充実感を得るほうが効果的です。
一日の時間数よりは、継続のほうが大切です。もちろん、多くの量を継続するのがベストです。こまめに教科を替えたり、休憩を挟むなど工夫してみてください。ぶっ通しは1日2日なら平気ですが、続きません。
適切な睡眠も大事です。寝る前と起きた後に同じ学習をすると定着しやすいです。試してみてください。
③ 学校の先生と塾の先生の違いは何ですか。
勉強を教える以外の共通点は見つかりません(笑)。学校の先生は、公立学校と仮定します。
塾は教える生徒がいないと成り立ちません(サービス業)。お子さんや保護者が満足しないと別の塾を選択されますし、よりシビアではないでしょうか。
学校の先生は公務員で安定していますが、授業以外に生活指導・テストやプリントの作成・採点・評定をつける・保護者対応・部活動・行事・事務仕事など業務が多岐にわたります。かなり大変だと思います。
昔は塾と学校の仲が悪い時代もありましたが、今はお互いリスペクトし合っている部分もあると思います。お忙しい先生でも教務力が優れた方、情熱的な方はたくさんいらっしゃいます。子どもたち共々に成長していくという使命に変わりはないので、切磋琢磨できたらいいなと思います。
ちなみに私立の先生は、公立の先生と塾講師を合わせた感じとイメージしてください。
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