英数学院だより(2024.4月号)

難化した入試

受験生の皆さん、学年末テストを終えた皆さん、お疲れさまでした。
入試ですが、全般的に前年より難化したようです。英語に関して言うと、語彙を含め広範な知識が必要とされる問題でした。普通の解き方だと時間内には終わらないボリュームです。普段からの蓄積は勿論大事ですが、過去問や予想問題に早めに触れ、時間配分の練習を細かくシュミレーションしていくべきでしょう。英語にかかわらず、神奈川県の問題は量が非常に多く、情報処理能力を問われる傾向が強いです(皆さんの学校の定期テストも入試に似ていると思います)。本番だけ速く解こうと言われてもできません。日常生活から“時間”を意識していきましょう。また模擬テストは絶好の練習機会になります。できるだけ挑戦していきましょう。

理科・社会などで必要とされる知識は、直前に詰め込んだ方がいいという考えは見直した方がいいです。あまりにも量が多すぎます。直前は手に入れた知識を用いて、さまざまな種類の問題に対応できるようシュミレートする時間に費やすべきです。つまり、直前に詰め込んでいたら、やるべきことができなくなります。知識だけで解ける問題は非常に少ないです。遅くとも、中3夏には1,2年の復習を始めた方がいいでしょう(必要な場合は、小学校内容の復習も夏までにやっておいたほうがいいでしょう)。

 

成長できたか

中3生の皆さん、受験を通して何か変わりましたか。「根気強く取り組むことができるようになった」「諦め癖がなくなった」「文章をきちんと読むようになった」何でもいいです。一つでも成長できたら、あなたは勝利者です。何も変わらなかったという人、次の困難には果敢にチャレンジしようと決意してみましょう。受験でも何でも、きっかけとして“意味”をつけるようにしていきましょう。そうやって生きていくとどんどん成長できると思います。皆さんの未来は明るいと断言したいところですが、なかなかそうとは言い切れません。ただ一つ言えるのは、成長していく人は自ら周囲を明るく照らしていけます。未来とは決して外にあるのではなく、自分自身の中にあります。
何年連続全員合格とか宣伝のために使用しているだけで、あまり気にしていないので(笑)、笑顔で合否の報告をしてください。私は笑顔で全員を迎え入れたいなと考えています。

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