模試の活用法(模擬テストは絶好の学習機会)
先日、中2・中3の模試を英数学院で行いました。受けっぱなしになっていませんか?!
受験料は高いので、せっかくですから元を取りましょう。今回は、模擬テストの活用のしかたを提案したいと思います。志望校判定は二の次ですよ!
1)自分の理解できていない単元(理解できている単元)を把握する
あなたが中3生だったとします。さあ、これから受験勉強を開始します。今は10月です。理科だったら、中1の教科書の最初から勉強を始めますか? 受験科目は5教科です(公立の場合)。できれば効率よく学習したいですよね。
模試は、あなたが理解できている単元とできていない単元をデータで教えてくれます。社会の歴史のように時代の流れを無視できない教科もありますが、模試の結果から「忘れている『天気』から学習しよう」と取り組んでもいいのです。理解できている単元は後回しにするなど、学習計画を立てるのに役立ちます。
2)入試問題の傾向を知ることができる
模試は入試の予想問題です。過去に似たような問題が出たこともあります。解けなかった問題は、解説を見て必ず解けるようにしておきましょう。それでも分からなければ、質問に来てください。
中1・中2の生徒には関係のないことのように思うかもしれませんが、学校の定期テストは多くの場合、入試問題を参考に作っています。模試を受けた生徒が「この問題見たことあるな」と思うのは、模試あるあるです。
3)入試本番の時間配分の練習になる
入試を想定した問題で制限時間内で解けるか、絶好の練習になります。ある程度傾向を知れば、得点の上積みのために順番に解く必要性もなくなるでしょう(何点を目指すかによります)。後回しにする問題も経験から把握できるでしょう。
4)勉強体力をつけることができる
1日に5教科のテストを受けるという経験はあまりできないですよね。普段の学習でもめったにできないのでは。入試本番ではやるのですから、何度も受けることで「勉強体力」をつけておきましょう。体力がないと、スタミナ切れを起こしますよ。
マラソン選手は、普段42.195キロの練習をしていると思いますか? 否、もっと長い距離を練習しています。スタミナをつけ、本番で短く感じるように練習しています(ただし本番直前は、当然軽く調整します)。勉強体力は人それぞれですから、ゆっくりとつけていきましょう。模試は、その必要性を実感させてくれます。
5)本番の緊張感を味わえる数少ない機会
英数学院では、入試前はなるべく外部会場で受けるように促します。「本番で緊張した」「力を発揮できなかった…」毎年こういう声を聞きます。自分だけは大丈夫と思わないでください。
他会場へ行くためには、多くの場合交通機関を利用します。試験会場を地図を見ながら探します。こういった行程も外部会場受験でしかできない経験で、本番の緊張感に近い状態を作り出します。周りが知らない生徒ばかりという光景も少ないでしょう。
また、試験当日までの健康管理を練習できます。当日の体調次第で、ある程度点数は左右されます。
以上並べたことを意識するだけで、受験料の元はとれます。
次回は、志望校判定の闇について書きます(笑)。ただ、具体的な模試の名前など出るかもしれないので、このホームページでは伏せ字にするかもしれません。塾生に配布する「英数学院だより」では詳細をお伝えします。乞うご期待!