英数学院だより(2023.11月号)
英検が難しくなる?! 2024年度から英検がリニューアル
実用英語技能検定(以下、英検)は中学生・高校生の間でスタンダードな資格です。入試の際内申に加点されたり(主に私立)、履歴書)にも記入できます。一概に英検を取得できる力があれば成績も上がる、というものではありませんが、持っていれば自信にもなるでしょう。民間の資格としては、認知度は依然として高いです。
さて、日本英語検定協会より2024年度第1回から問題(3級以上)の形式の一部がリニューアルされると発表がありました。主に3級と準2級について変更点を記していきます。
<試験時間の変更>
3級 → 15分延長(65分) 準2級 → 5分延長(80分)
<Reading(リーディング)の変更点>
3級 → 変更なし 準2級 → 「語彙」「長文」問題の設問を一部削減
<Writing(ライティング)の変更>
3級・準2級とも 1題(指定の質問に対しての「意見論述」)→ 2題(「意見論述」 +「Eメール問題」)に
ここからは3級に的を絞って考察していきましょう。まず、2023年度第1回のライティング(意見論述問題)を紹介します。
QUESTION What is the most exciting sport for you? (考えと理由を2つ。25語~35語目安)
[解答例]
Baseball is the most exciting sport for me. First, I enjoy seeing famous baseball players at the stadium.
Second, I’m very happy when my favorite team wins a big game.
英検の英作文は、1級(一学年)下の文法事項を使えれば作成できます。新たに増える「Eメール問題」に関しても、同程度の難度であると予想します。前学年の文法事項をしっかり理解できていること、基礎的な単語のスペルを書けること(自身の中で曖昧な語を使用しないこと)が重要です。ここが疎かな場合、記述はマークシート(4択)ではないので、失点してしまいます。
実は、英検には「何点以上取れば合格」という明確な基準がありません。回によって難易度が変わるため、公平を期すためです。1次試験の正答率は約67%です。学校のテストで67%だとがっかりする子でも、英検ではチャンスがあります(しかも、ライティング以外はマークシート4択)。
1次試験の配点ですが、リーディング、ライティング、リスニングで各1/3です。問題が少ないライティングの比重が高いので、苦手だからといって手を抜くと合格の可能性は低くなりそうです(逆にいうとライティングで自信がつけば、かなり合格に近づきます)。
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長くなりましたので、合格必勝法については、後日HPにて。乞うご期待!!