英数学院だより(2023.1月号)
高校入試についてのQ&A
来年の神奈川県公立高校入試は2月14日から行われます。入試についてのQ&Aをまとめました。
Q.1 入試の日にコロナやインフルエンザに感染してしまったら?
A 2月23日に追検査を受けることができます。同じ5教科ですが、14日とは別の問題です。
ただ、「いざとなったら追検査があるから大丈夫だ」と思わない方がいいです。追検査は、本番より難しいという声をよく聞きます。また、14日に病気になった場合、病状快復のために勉強ができない期間が生じます。入試が9日延びて、もう一度勉強のスイッチを入れ直すのは大変難しいです。こういう状態で、本番をモチベーション万全で受験する生徒たちと勝負するのですから、不利な立場になることは覚悟してください。
Q.2 入試の日に大雪で電車が止まったら?
A. 止まりません。鉄道会社もその日に高校入試が行われることは分かっているので、早々止めません(約12年ほど前に大雪になりましたが、やはり動いていました)。人身事故などで止まることはあるでしょう。電車は絶対ではありません。当然、タクシーはなかなかつかまらないでしょう。早めの時間に出発するのはもちろんですが、本番までにシュミレーションをしておきましょう。
「遅刻したら別室で受けさせてもらえないのか?」と思うかもしれません。各学校によって対応はさまざまでしょう。以前に起こった試験問題漏(ろう)えいには神経をとがらせているので、あまり過度(かど)な期待はしないほうがいいでしょう。
Q.3 学校の授業で教科書が終わらなかった。入試の範囲に変わりはないのか?
A. 毎年、社会は教科書が終わる学校は少ないです。入試であまり出ないのかというと、ばっちり出ます。受験生は皆、自分で学習して終わらせます。入試の範囲は、小学校6年間と中学校3年間の範囲です。
どの教科も、教科書内容は自分で終わらせて、入試の勉強に取り組みましょう。
Q. 4 どうしても公立へ行きたい。どうすればいいか。
A. 必死に勉強してください(笑)。経済的な事情で、私立には行かせられないというご家庭もあるでしょうから、公立へ行ける確率が高くなる方法はいくつかあります(ただし、学校は選べません)。
① レベルを落として受験する
頑張って内申を上げて、ランクを落として受験するというのはよくあるケースで、決して恥(は)じることではありません。「本番に強いタイプか」どうかも、考慮(こうりょ)すべきポイントでしょう(模試はできるだけ受けましょう)。
② 志願変更等で倍率の低い学校に変更する
前もって多くの学校を調べておきましょう。「公立ならどこでもいい」ではなく、できるだけ自分の目で見て決めましょう。
③ 私立併願(へいがん)を受けない
もし公立を不合格になったら、併願で合格していた私立高校に入学しなければなりません。併願を受験しなければ、公立の2次募集にまわることになります。もう一度、勉強し直す必要はありますが(来年は3月9日)。
ただし、2次募集があるのは、定員割れした学校のみ。選択肢(せんたくし)は狭(せま)くなります。川崎市内でそうした学校が出るかは分かりません。遠方の学校に通うことも覚悟しなければなりません。
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