志望校選びで大切にしたい視点
夏は「受験の天王山」だけでなく、受験生にとって志望校をじっくり考える時間でもあります。学校説明会等へ足を運ぶにしても、何を基準に選んだら良いかを3つのポイントに絞りました。是非参考にしてみてください。
①「通いやすさ・通学環境」 毎日の通学は想像以上に心身に影響を与えます。乗り換えの多さや通学時間の長さ、通学路の安全性を確認しましょう。「通いやすさ」は特に義務教育ではない高校への通学にとっては継続のカギです。
※この地域の通いやすい学校は須(すべから)く人気があります。受験生になる前から目標を立てて、学習に取り組む必要があることを付け加えておきます。
②「学校の雰囲気や教育方針が合っているか」 校風や授業スタイル、進路指導の手厚さなどは学校ごとに大きく違います。オープンスクールや文化祭に足を運んで、在校生の雰囲気や先生の話し方を見ると分かりやすいです。「この学校で3年間過ごしたい」と思えるかは、受験勉強の大きなモチベーションとなります。受験生ではなくとも、早めに見つけたいものです。
③「将来の選択肢が広がるか」 進学実績だけでなく、進路指導の体制や探究活動、留学制度、ICT環境なども見逃せません。その学校に入って何ができるかも大切にしましょう。高校の場合、「指定校推薦」「総合型選抜」などのチャンスも学校によって大きく異なります。迷ったときには、選択肢が多い学校を選ぶことをお勧めします。
7月12日(土)の夜に生徒・保護者会を開催いたします(新城中央会館)。第1部では、私から「新城高校への入り方」というお話をさせて頂きます。なぜ新城高校かというと、特に理由はありません。新城高校の特異な部分のお話は少ししますが、それが川崎北高校でも高津高校でも大して内容は変わりません。「第一志望校の入り方」と受け取ってください。皆さんが行きたい学校を見つけたとき、どのような行動が必要かをお話します。会に参加して、これまでの生活がガラッと変わってくれたらいいなと期待しています。
第2部では、東京・埼玉で塾やフリースクールを主宰(しゅさい)している仲野十和田氏に講演してもらいます。「言葉1つで世界が変わる」という題をつけましたが、遣(つか)う言葉によって、人生が変わる場合もあるし、人の気持ちも変えられると信じています。普段何気なく遣っている言葉を少し変えるだけで、人間関係がうまくいくこともあるし、相手の行動を変えることも可能です。この講演自体も、聞くだけで心が軽くなるはずです。奮ってお申し込みください。