英数学院だより(2025.4月号)
高校入試2025が終わる
昨年は文系教科が難化した印象でしたが、今年は理系教科が難しくなった印象です。数学では十数年ぶりに反比例(中1内容)が出題されました。国語の漢字やグラフの読み取りなど、これまで同様小学校内容の定着を確かめる傾向も引き続きました。毎年思うことですが、間際になって勉強を頑張りだした子が、あまり報(むく)われないようになっています。不断の努力はやはり大切です。
この地域では新城高校が1.84倍(志願変更時)という人気でした。校舎が新しいこと、特色検査がないことなど理由はたくさんあると思います。川崎市外からも多く受験しているでしょう。他にも多摩1.67倍、橘(普通科)1.55倍、同 国際科1.72倍、住吉1.45倍と上位校は軒並み高倍率でした(いずれも志願変更時)。
未来の受験生には、今から① 文章を読むことを苦にしないこと ② グラフの読み取りと「割合」を得意にすること ③ 一般常識をどんどん身につけること(ニュースを見るのがベター) ④ 語彙(英語も国語も)を地道に増やすことを推奨します。
受験生の皆さん、お疲れ様でした。今回の経験はこれからの長い人生に活かせるものでしたか? 少しでも皆さんが成長できたなら、何よりです。
英数学院が合格校を公表しなくなって久しいです。できるだけ学校に序列をつけないように気を付けています。あるときの、大人になって訪問してくれた卒業生たちの姿が私の考えを変えました。数学を学ぶことで身に付く論理的思考、国語を学ぶことで身に付く教養や人の考えや気持ちを考える洞察力。志望校に合格させたいという思いから「ただ点数を取るためだけの指導」に走った結果、それらを身につけさせられなかった後悔は忘れられません。彼らの何人かは下位の学校に入った友達を見下すような人間になっていました。そして、その多くが途中で学ぶことを止めてしまったのです。
本格的に学習を始める時期は早いに越したことはありません。ただ、「もう始めるのが遅い」という日はありません。たとえ人生の晩年でも、学ぶその人は勝者です。学は光です。希望です。一時のテストの点数や評価、合否で学ぶことを止めないで欲しいです。悔しくてたまらないときは、私を訪ねてください。
「今年の受験生にはそういった指針をどれくらい伝えられただろう」と毎年この時期に振り返ります。私自身反省とともに改善策を考え、新たな学びを得ます。そんな過程の中で、来年からは中学生を中心に、「計画を立て、それを実行できる強い人間に成長して欲しい」という願いを込めて、学習手帳を導入することにしました。社会に出たときに、英数学院で身につけたスキルで自己実現できる一流の人材になっていて欲しいと望みます。やらせるだけでなく、私もいっしょに使いたいと思います。
3月より新年度授業が始まります
塾ではいち早く新学年となります。新しく学ぶ教科もあると思います。ノートを用意してください(引き続き学習する教科についてはつづきを使用しても構いません)。教科でノートを分けましょう。新しい時間割や講師に慣れるまで時間がかかるかもしれません。分からないことはどんどん質問してください。私たちは質問されるのが大好きです!
春期講習のお知らせ
春休みを利用して春期講習を行います。5日間と超短期です。苦手単元の克服に活用してください。また普段の授業時間が足りない生徒さんは、この講習で補ってください。いつもとは違う講師に教わることも良い刺激となります。国語・英語・数学(算数)のいずれかですが、新中3生は理科・社会も選択できます。参加をご検討ください。ご相談にも応じます。お気軽にお問合せください。