英数学院だより(2024.10月号)

テストはスピードが命

中学生はまもなく前期期末テストを迎えます。すでに試験勉強に取り組んでいる生徒もいますが、テストには制限時間があります。限られた時間の中でいかに自分の力を発揮できるかが勝負を分けます。

開始の合図の後、すぐに問1から解き始めていませんか。1分1秒でも速く解きたい気持ちは分かりますが、まずはどんな問題がどのような順に並んでいるかを確認しましょう。解けそうな問題、時間がかかりそうな問題を識別(しきべつ)し、解く順序を瞬時に決めてから問題に取りかかりましょう。易(やさ)しい問題から順に並んでいるわけではありません。以前も書きましたが、作問者は満点を取られたくない生き物です。そうさせるための一つの方法が、時間切れにさせるために問題を配列することです。そういう策略にはまっていてはこれまで学習したことを発揮できません。高得点を目指すなら、どの問題を解かないかも大事になるのです。「木を見て森を見ず」とならないよう気をつけましょう。
神奈川県の入試問題があれだけボリュームがあるので、今の学校の定期テストもそれに対応するために量が多いです。本番だけ速く解こうとするのは難しいです。普段から時間を計って訓)練する必要があります。時間を余らせたら、必ず見直しをしましょう。見直しをする人としない人とでは10点以上差が開きます。見直ししない人は同じ学力の人より10点下がると思ってください。そのためには普段から見直しをする癖をつけないと厳しいです。「本番だけは必ずする」という生徒は、大概見直す時間が残っていません。「速く解く」と「見直しをする」はセットです。
1点でも多く得点を取りたいのでしたら、今すぐタイマーをセットしてください。

副教科の学習法と暗記について

期末テストでは、音楽・美術・保健体育・技術家庭といった教科も試験があります。時々学習しないで試験を受ける生徒もいますが、教科の先生から“手を抜いた印象(2年後期にしっかりやれば良い等)”はずっと消えません。公立高校を受験する場合、副教科の内申が上がらないのは志望校選びにおいて致命的です。テスト前は副教科を中心に取り組むべきだといっても過言ではありません。先生は体育や音楽の才能を評価するのではなく、苦手なことにも努力する取り組みを見ています。
勉強の仕方を時々質問されます。英語や数学と同じです。インプットとアウトプットを反復しましょう。授業で配られたプリントや先生が強調していたことを中心に学習しましょう。自分にはムリだからと初めから諦めないことです。教科によっては、塾でもサポートさせて頂きます。

暗記についてですが、覚えるのではなく「思い出す」作業です。忘れた頃に自分でテストをして思い出しましょう。その繰り返しです。できるだけ多く思い出してください。いつの間にか暗記しているでしょう。

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