英数学院だより(2021.4月号)
高校入試が終わりました。
残念ながら1名、第一志望に不合格となりました。受験した学校は橘高校・スポーツ科です。合格発表後、その生徒に電話をしました。「チャレンジだったから仕方がない。大会の実績が足りなかったんだと思う」と話していました。学力検査は上々の結果だっただけに悔やまれます。私からは「橘の見る目がなかったんだ」と励ましました。きっと、もう前を向いていることでしょう。
2月号でも触れましたが、今年から中学生は教科書改訂となり、高度かつ幅広い範囲を取り扱います。試験前にしか勉強をやらないという生徒は、成績が上がりづらくなります。
まずは1日10分でいいので、継続して取り組むスタイルにして頂ければと思います(塾では宿題などでフォローしています)。宿題の欠点は受け身になることです。自主的に課題を見つけ取り組めるよう、英数学院と致しましては、生徒たちに働きかけをしてまいります。
また今回、在塾生で読書家の鳥山美桜さんに、オススメの本を紹介して頂きました。気になった本は、春休みに読んでみてはいかがでしょう。
オススメの本紹介(鳥山美桜さんセレクト)vol、1
「西由比ヶ浜駅の神様」著:、村瀬 健 出版:KADOKAWA メディアワークス文庫
・あらすじ
大勢の犠牲者を出した快速電車の脱線事故、嘆き悲しむ遺族たちは、ある噂を耳にする。事故現場の最寄りの駅、西由比ヶ浜駅には女性の幽霊がいる。彼女に頼むと、過去に戻って事故当日の電車に乗り、死んでしまった人々と話すことができる―。
・オススメの人
大まかな繋がりはあるものの、基本は四つの短編から成る物語なので、あまり読書に親しみがない人でも比較的読みやすいと思います。短編だとさくさくと手軽に読めるし、読むペースも掴みやすいと思うので、普段読書
をしない人でもあまり気負わず手が出せるかと。
「逢う日、花咲く」 著:青海野 灰 出版:KADOKAWA メディアワークス文庫
・あらすじ
臓器移植を受けた人が、臓器移植提供者(ドナー)の記憶の一部を受け継ぐ現象、『記憶転移』そんな現象に
よって繋がった二人の少年少女。けれど心臓の移植手術を受けた僕が生きている限り、この世界で彼女(ドナー)
は存在しない。それでも、僕は彼女に逢いたい。話がしたい。触れ合いたい。僕は……彼女を救いたい。
・オススメの人
青春恋愛小説が好きな人。また、少しファンタジーの要素があるので、それでも楽しめる人。書かれている文
章が本当に丁寧で綺麗なので、感情移入をしやすい人。あと、一句、万葉集の歌がでてくるので、万葉集とか俳句が好きな人にもオススメです。(つづく)
※3月26日(金)~4月3日(土)は春休みとなります。
(春期講習受講者を除く)。宜しくお願い致します。