英数学院だより(2025.6月号)
夢や目標は書き出すだけで実現率が上がる
中学生の皆さんに学習計画手帳「フォーサイト」をお配りしています。記載(きさい)の仕方について話す際、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の話をします。甲子園出場、プロに入ること、球速等の目標を立て、そのためには何をするべきかを考え、実行に移しました。これを例に「自分の胸の中に抱(いだ)くだけよりも、書き出したほうが必ず実現率が上がる」と生徒たちに話しています。できるだけ細かく、具体的が良いです。もし今は目標が浮かばない場合でも、テストや成績、部活等の目標を考えたり、自分を磨(みが)くためにどんなことをしたらいいだろうと思索(しさく)をするだけで、何も考えず日々を過ごすより充実した毎日を過ごせるはずです。夢は変わっても良いし、加えても良い。大谷選手は夢チャートを高1のときに監督に言われて作成しました。皆さんはまだ若いです。人生の勝利者になるために。是非卒業後や社会へ出てからも応用してもらえたらと思います。
未来の受験生へメッセージ(入試を終えた現高1生から)
・今年の入試問題はどうだった?
「英作文が難しかった」「1日10分でもいいから単語 はやるべき」(英語) 「古文が手こずった」「読書をすれば、文章題は簡単になる」(国語) 「問題形式が今までと違った」「確率と関数が難しい」(数学) 「難しかった」「基礎をしっかり固めるべき」「“面白い”と考える」「化学反応を覚える。計算問題をたくさん繰り返す」(理科) 「正誤問題が大変だった」「出来事を時代や世紀で覚える」「1,2年の復習をしっかりやる」(社会)
・志望校を決めた判断材料は?
「やりたいこと(部活等)があるか」「自分に合っていると思ったから」「模試の結果や文化祭・説明会で」
・模試の受験回数 平均5.2回
・未来の受験生に“これだけは伝えたい”ということを
「最初からしっかり勉強すればどこでも行けると思います」「ゲームとスマホを封印して勉強すること」「受験で落ちても一つの経験で、今後生きる上での判断材料になるよ!」「思ったほどおびえなくて良い。悔いなき選択をしよう」「基礎は絶対やっておいたほうがいい」
・合格者平均点の推移
年度/教科 英語 国語 数学 理科 社会
令和7年度 51.4 73.8 51.3 51.7 57.9
令和6年度 47.0 64.0 55.6 57.3 54.8
令和5年度 55.3 75.1 53.0 51.0 58.4
前期中間テスト対策講習のご案内
2,3年生は学校(範囲)別に、履修(りしゅう)をあまりしていない理科・社会の講習を行います。教材費(年間1回)が別途(べっと)発生しますが、前もって学習できるようテキストを購入)し予習をして頂きます。指定する箇所の学習をして臨(のぞ)んでください。中学1年生ですが、ボールを蹴(け)ったことのない人に「シュートを上手に打つ方法」を教えるのは効率的ではありません。また最初のテストなので、範囲が狭いです。今回は見よう見まねで学習に取り組んでみてください。自分なりの学習法を手探りしながら見つけてみましょう。