英数学院だより(2025.1月号)

自分にガッカリしない

試験が近づいている。そろそろ気合いを入れて勉強を始めよう。そう決意し始めてはみたものの、2日や3日で挫折(ざせつ)した経験は誰しもあると思います。「自分はダメな人間だ」とがっかりしていませんか。しなくていいんです。2日頑張った自分を褒めてあげましょう。また決意すればいい。人は弱い生き物です。周囲から頑張っていると思える人でも「決意」「行動」「挫折」を繰り返しているのです。1度続かなかったからといって、その循環(じゅんかん)を止めていませんか。たとえ1日しかできなかったとしても、その行動を起こした勇気があるならば、自分を肯定(こうてい)しましょう。“人はすぐに変われない生き物だ”という前提に立つのです。そうすれば気持ちは幾分(いくぶん)楽になると思います。三日坊主(ぼうず)? それを何回も繰り返した人が勝ちます。「継続」とは、「行動を変える」とはこういうことです。
もちろん長く続けるに越(こ)したことはありません。続けられる人はさまざまな工夫をしています。ゲーム感覚にしたり、できたときのご褒美(ほうび)を設定したり、始める前にルーティンを作ったり、勉強中はスマホを預かってもらうなどルールを決めたりもします。

運動等の気分転換などストレス発散も忘れずに(勉強時間より多いと困りものですが)。これも長く続ける秘(ひ)訣(けつ)です。
試験が近づいている。そろそろ気合いを入れて勉強を始めよう。そう決意し始めてはみたものの、2日や3日で挫折した経験は誰しもあると思います。「自分はダメな人間だ」とがっかりしていませんか。しなくていいんです。2日頑張った自分を褒めてあげましょう。また決意すればいい。人は弱い生き物です。周囲から頑張っていると思える人でも「決意」「行動」「挫折」を繰り返しているのです。1度続かなかったからといって、その循環を止めていませんか。たとえ1日しかできなかったとしても、その行動を起こした勇気があるならば、自分を肯定しましょう。“人はすぐに変われない生き物だ”という前提に立つのです。そうすれば気持ちは幾分楽になると思います。三日坊主? それを何回も繰り返した人が勝ちます。「継続」とは、「行動を変える」とはこういうことです。
もちろん長く続けるに越したことはありません。続けられる人はさまざまな工夫をしています。ゲーム感覚にしたり、できたときのご褒美を設定したり、始める前にルーティンを作ったり、勉強中はスマホを預かってもらうなどルールを決めたりもします。
運動等の気分転換などストレス発散も忘れずに(勉強時間より多いと困りものですが)。これも長く続ける秘訣です。

 

ポモドーロテクニックとは?

1980年代にイタリア人のフランチェスコ・シリロにより考案(こうあん)された作業法(時間管理術)のことです。タイマーを設置し、作業時間を25分、休憩時間を5分に区切ります。25分間は1つの作業に没頭し、タスクが中断されたら終了と見なして初めから新しいポモドーロを開始します。

時間管理と生産性の問題に悩んでいたシリロは「まずは10分間から集中してみるか」とタイマーを設置し勉強し始めました。そのとき使ったのがトマト(イタリア語でトマトは『ポモドーロ』)の形をしたキッチンタイマーでした。その後、試行錯誤や微調整を繰り返し、完成したのが「作業時間は25分」が最適というものでした。ソフトウェア開発のエンジニアから浸透し始め、やがて他業界や学生へと拡がっていきました。

ご存じのように英数学院の各ブースにはタイマーを置いています。個別指導の欠点の一つはマイペースになりがちだということです。周囲に同じ問題を解いている生徒がいないと、焦ることがありません。全国随一のボリュームを誇(ほこ)る神奈川県入試問題を解き終わり、見直しもする」には、このままではいけないと数年前から取り組んでいます。近年は「解き終わらなかった」という受験生はいませんが、それでも「見直す時間がなかった」という生徒は毎年います。

ただし、時間をかけてでも粘り強く考え抜く「時」も大切です。入試は50分なので、過去問を解く時は同じ時間で挑戦したほうがいいでしょう。向いている学習作業には是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

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