英数学院だより(2022.9月号)

ミスを減らすには

ミスが多い、同じ間違いを繰り返す生徒をよく見かけます。そこでもったいないミスを減らす方法を提案したいと思います。勉強だけでなく部活や習い事にも生かせると思います。

1.目標を設定して練習する
前提として演習量は大事です。しかし、ただやっているだけでは効果は実感しづらいです。10問あったら、はじめは「8問正解」など目標を設定して解きましょう。達成できたら、目標をさらに上げましょう。次は、「5分で」など時間を決めて、どんどん目標設定を高くしていきましょう。量をこなすと「解く問題がなくなるのでは?!」という心配はいりません。同じ問題をやればいいのです。できた問題も繰り返しましょう。

2. 経験値を増やす
「スタンド・バイ・ミー」という映画があります(「ドラえもん」ではありません)。少年たちが町から出て冒険に出る話です。さまざまな経験をし、旅から帰ってきた主人公は「この町が小さく見えた」と語ります。この法則は勉強にも当てはまります。
学校、部活(習い事)、決まった友達関係など限られた世界で生きている生徒が多いです。休みの日は一人で川崎市の外に出る(行き先も自分で決める)。いろいろな人や自然に触れる…。新しいものから、何かを感じ取ってください。時間がなければ、本を読む、ニュース番組を見て世の中の情勢を知る、などでもいいです。できれば習慣にしましょう。
勉強面に関して言えば、難しい問題に挑戦してみることも一つの方法です。すぐにあきらめてしまうと効果はありませんが、根気強く自分の力で解くことができた時、今までミスをしていた問題が小さく(簡単に)見えます。是非、トライしてみてください。

基本的に人間はミスをします。試合やテストでミスをしない人は、一度犯(おか)したミスから学び、本番ではそれを繰り返さないように練習から意識します。まずは、してはいけないミス、一度したことのあるミスをしないようことに集中しましょう。これを読んで問題に取り組む姿勢に変化が出れば、そこからが始まりです。

副教科も学習時間をとりましょう

夏休みが明けるとすぐに前期期末テストが始まります。9科目あるので、計画的に学習しないと「終わりきらなかった」となります。よく、テスト後「副教科は勉強できなかった」というケースを耳にします。9科目の学習計画を立てていなかったというのが実情でしょう。こういうことにならないよう、主要教科の勉強を早めに始めることが大事です。夏休みという絶好の機会があるので、まずは「試験勉強はいつから始めるか」「今日は何を勉強するか」を決めましょう。暑いので、決めないと体が動きません。後期につながるよう頑張りましょう。宿題は早めに片づけよう!

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